top of page

3Dペンでのモデリング
について
当モデリング会では、参加者が気軽に取り組むことができ、挑戦した作品がそのまま保存できるという点で3Dペンでのモデリングをお勧めしています。3Dペンは3Dプリンターのノズルの部分をペンにしたような道具です。
描いたものが立体として手に取れるようになる、次世代の造形材料です。
3Dペンモデリングおすすめの理由

直感的な造形が可能
3Dペンは、子どもでも自由に創作できることが魅力です。平面にクロッキ―するように、人体プロポーションを描けます。ペン先から抽出されるプラスチック素材(フィラメント)で描画します。フィラメントはすぐに冷えて固まり、平面から剥がすことで簡単に立体にできます。あとはデッサンを描くように徐々にボリュームをつけ足し、フォルムをつくって造形してくことが出来ます。
始めやすい初期投資
3Dペンは最安値帯では二千円台から、しっかりしたものでも数千円で手に入ります。フィラメントというプラスチック材料も、千円代からあり、なかなか使いきれない程度の料を購入できます。これだけ手軽な材料費で挑戦できるアートはそれほどありません。
型取り不要、汚れなし
人体モデリング、彫塑は水粘土や油粘土で行うことが一般的です。これらは皆が子供のころ遊んだ経験があり直感的に造形していける点で優れています。しかしこれらの粘土は作品として保存、展示できる状態にするには「型取り」を行い、素材を石膏などに置き換える必要があります。
3Dペンでは、プラスチックなので、そのまま作品にもできる点でも優れています。また、全ての工程を通してよごれることがなく、片付けも簡単です。
3Dペンモデリングの注意点
ペンによっては不具合を起すこと有り
電化製品で精密機器なので、ものによっては長時間使用に耐えにくいものや、何かの拍子に不具合を起こすこともあります。数年で大分改良されてきましたので信頼性が高いものもありますが、多種多様な製品があるので下の商品情報をご参考にお選びください。
指での造形は難しい
粘土とは柔らかさが全く違いますので、指で造形する際はやけど寸前の温度まで熱する必要があります。指での造形のかわりに、半田ごて、ヒートガンとこて、3Dペンのペン先などを使用します。指による柔らかさは表現が難しい代わりにプラスチックの固さを生かした細密な形をつくるのは案外粘土よりうまくいく場合があります。またやすりやスパチュラなどで造形も可能です。




基本的な制作法
Inlight3Dpenで制作しています。

コードをつないだら文字が表示されABSかPLAを選択しますこれらは温度帯が多少違います。PLAと表示されているときに抽出ボタンを押します。

全身の人型が描けたら、このように適当に面を描いていきます。これは人物を立たせる土台になります。

温度が約180℃まであがると出力可能です。熱に耐えられる素材の机などにペン先を密着させてゆっくり移動させながら抽出します。

描いた人型は冷ましたあと机からぺりぺりと剥がします。これを土台と溶接します。

適度な大きさで人のプロポーションを描きます。線一本でなく少し太さを持たせています。芯材のイメージです。
